こんにちは!髪質改善美容室NAOSです!
美容室ではシャンプー、トリートメント、カラー剤等の薬剤、あるいはハサミやドライヤー・アイロンといった器具類も、家庭用と異なる『プロ仕様』を使用しています。
しかし、ほとんどの施術で使われている『水』にこだわりのあるサロンはまだまだ少数です。
当店はそんな水にもこだわり『プロ専用のマイクロバブル発生装置(marbb:マーブ)』を導入しています。
マイクロバブルとは?
そもそもマイクロバブルとはそのままですが、直径1~100μmの微細な気泡な空気の泡のことを指します。
また、当店のマイクロバブルは家庭用のものとは少し違います。
・家庭用(シャワーヘッド等) … 水に溶けている空気を泡に変える
・当店のマイクロバブル発生装置は … 専用のポンプで水の中に直接マイクロバブルを入れる
このように水の中にバブルを入れることにより、家庭用のマイクロバブルのと比べて質、量ともに桁違いなマイクロバブルが含まれ『汚れ除去』『髪の疎水化』『薬剤の浸透補助』の効果があります。
【汚れ除去の効果】
本来の良さを引き出すバブルの洗浄力
当店のマイクロバブルは最小経0.5μm(マイクロメートル)という、炭酸バブルの約2000分の1のサイズの超微細な気泡です。
普通の炭酸バブルが弾ける勢いで汚れを落とすのに対して、マイクロバブルは超微細気泡なため、キューティクルのすき間や毛穴に入り込み、通常のシャンプーでは落ちにくい、皮脂汚れや残留シャンプーを除去できます。
また、マイクロバブルはマイナスに帯電しています。一方、汚れはプラスの電荷を持つので、プラスとマイナスが引き合い吸着除去するはたらきもあります。
流すだけで汚れが落ち、こすらずに優しく洗えるので、皮膚の弱い方もお使いいただけます。
写真はマイクロバブルの水で流すだけで落とせた汚れです。
水で洗い流すだけで、スタイリング剤だけでなく、髪の毛の表面に付着した残留薬剤の除去も可能です。
このような残留シャンプーなどが残っていると、せっかくトリートメントやカラーをしても残留物質が髪をマスキングしたり薬剤の効果を打ち消してしまうので、施術の効果を100%発揮するため、まずは汚れや残留物を落とすことが大切です。
さらに、白髪染め薬剤をは頭皮にしっかり塗るので、ダメージが心配ですが、マイクロバブルで流すことにより真っ白に近いレベルまで頭皮に付着したカラー剤を落とすことができます。
【髪の疎水化】
髪の水分について
そもそも健康な髪の毛の内部には、水分が一定量含まれています。
具体的には健康な髪は約10〜14%の水分を含み、艶があるのが特徴といえるでしょう。
一方、髪の水分が7%未満だと乾燥が気になるようになります。
これだけではなく、髪の水分が少ないことで切れ毛や抜け毛など、さまざまな髪のトラブルを引き起こしてしまう可能性はあります。
髪のトラブルを防ぐためにも、適度な水分量を確保する必要があるといえるのです。
ちなみに、髪の毛は水分を吸収しやすい性質であり、湿度の変化によっても髪の毛の水分量は変わっていきます。例えば、入浴の際には髪の毛の水分量が30〜35%ほどにもなります。
タオルで水分を拭き取ったり、ドライヤーで髪を乾かしたりすることによって、徐々に水分量は少なくなっていきますが、それでも健康な髪の方は10%ほどの水分量を保つことができるのです。
髪の毛内部の水分量が10%を下回った髪の毛は、不健康な髪の毛ということができます。
健康な髪の毛を維持するためにも髪の毛の水分量には気をつける必要があるでしょう。
髪の疎水性・親水性とは?
髪の毛の疎水性、親水性はご存知でしょうか?
簡単に説明すると、疎水性の髪(疎水化された髪)は水分をはじきやすく、親水性の髪(親水化された髪)は水分を含みやすい状態の髪を言います。
疎水性の髪 = 健康な髪
本来の健康な髪は疎水化されています。
髪の主成分であるケラチンタンパクは疎水性であり、キューティクルから内部にかけて脂質成分がうすく張り巡らされています。
だから健康な髪は必要以上に水分を吸い込まないのです。
親水性の髪 = ダメージ毛
パーマやカラー、アイロンや紫外線などでダメージを受けた髪は、キューティクルが損傷し、毛髪内部のタンパク質が流出していまいます。そして、タンパク質が流出してできてしまった空洞がダメージホールとなります。
このダメージホールにより水分を吸収しやすくなることを、親水化といいます。
ところで、
『雨の日や湿度が高い日は髪のうねる』
というご経験がある方も多いのではないでしょうか?
これも、ずばり原因は髪の親水化で、
キューティクルが損傷し、ダメージホールができてしまった髪は湿度に作用されやすく、元々あった髪のくせやうねりが出やすくなってしまうのです。
くせ毛の人がきれいなストレートにしても、外に出た途端にうねうねの髪になってしまう。
これは髪の親水性に大きな関係があるわけです。
もちろん健康な髪でもくせ毛の人のくせが直るわけではありません。
しかし、湿度の影響を受けにくくすることで、雨の日の外出が少し得になるのは間違いありません。
髪が疎水化される効果はうねりの改善だけではありません。
疎水化した健康な髪は適度な水分と油分を保ち、ハリと艶のあるまるとまりの良い状態に。
スタイリングもとても楽になります。
マイクロバブルで疎水化
マイクロバブルを使って髪を洗うと、髪の毛の浸透圧が変化することで髪の毛の疎水性(水を吸わない力)が高まります。疎水化することによって、髪の広がりやくせを抑えられ美髪効果が期待できます。
ドライ時間最大35%短縮
ブリーチしていたり、髪の毛がダメージを受けている方などは普通のお水で髪の毛を洗うと、乾くのに時間がかかってなかなか乾かないことが多いと思います。
マイクロバブルはそんなお悩みも解決してくれます。
マイクロバブルを使って洗った髪は簡単なタオルドライだけでもほとんど水がしたたりません。
これによりドライヤーの時間が通常の35%早く乾きます。
ドライヤーを髪にあてる時間が短くなると髪へのダメージが軽減されます。
【薬剤の浸透補助】
トリートメントやカラーの浸透をサポート
トリートメント、カラー、パーマなどの効果を引き出すためには、まず汚れや髪に付着している残留物を落とすことが大切です。
マイクロバブルで髪を洗うと、汚れや残留物をきれいに落として素髪の状態に戻してくれます。
そして、マイクロバブルの含まれた水は水道水と比べて髪に『染み込みすぎない(膨潤しすぎない)』ため、毛髪の内部に薬剤が浸透する余地ができます。そこに、トリートメント剤、カラー剤、パーマ剤、その他のヘアケア剤が染み込むので、薬剤の浸透を助ける効果が期待できます。
【コラム:マイクロバブルはもともと水産業用だった?】
マイクロバブルはもともと農業や水産業に使われており、牡蠣の殻の洗浄にも仕様される技術でした。
牡蠣は殻の形が複雑で身は柔わらかく崩れやすいですが、ノロウイルスも保持している可能背もあるので、洗浄をしっかり行わなければなりません。
そこで、牡蠣の身や殻を傷つけず、かつ綺麗に洗うための技術としてマイクロバブルが用いられていました。汚れを優しく洗浄してくれました。
マイクロバブルは炭酸ガスの2000分の1の大きさで微細なすき間にも入り込み、さらにマイナスの電荷を持つため、プラスに帯電している汚れを吸着除去します。
このように、商品価値を落とさず、洗浄ともを両立する技術を応用して、髪や頭皮の汚れダメージを与えずに汚れだけを落とすことができます。
【最後に】
マイクロバブルを含んだ水で髪を洗うと、
- 微細な泡の洗浄力で、頭皮や髪の汚れが落ちる
- 髪の水分量が整い、髪質が改善される
- カラーやパーマ、トリートメントの仕上がり、持ちが良くなる
- 薬剤を使わないため、肌や髪に優しい
という髪にうれしい4つの効果があります。
『足すのではなく良さを引き出す』
そんな原点回帰の予防美学がコンセプトのマイクロバブル。
あなたも髪質改善NAOSで素髪力を上げるマイクロバブルの贅沢ヘアケアを体験してみてはいかがですか?
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