髪のエイジングケア解説①【食事と頭皮マッサージ編】

こんにちは!髪質改善美容室NAOSです!


先日の40代からの髪の変化、あなたもエイジング毛かも?でエイジング毛の仕組みをお伝えしましたが、この記事ではエイジング毛のケア方法の解説をさせていただきます。

前回のおさらいです。
残念ながら、エイジング毛は髪の老化が表に症状として出ているものなので、既に出てしまっているエイジング毛を完全に解消することはできません。

ですが、
シャンプーやトリートメント、頭皮用美容液などの使い方次第では、見え方を少し改善することは出来ます。

今回はエイジング毛のケア方法①として『食事』と『頭皮マッサージ』についてお伝えいたします。

目次

食事

体の中に取り入れたい栄養素

年齢と共に髪のくせやうねりが増えたと感じたことはりませんか?
髪の内部のコラーゲンが年齢とともに減ってしまうことがくせ、うねりを生む大きな要因です。

なので、しっかりタンパク質をはじめとする栄養を取ることで、良い状態をキープしやすくなります。
また、貧血状態が続いていると髪がうねったり、細くなるなどの症状も出てくるので、食はとても大切です。
髪はほぼタンパク質で出来ているため、髪の成長に不可欠なタンパク質やビタミン群、油分などを取れる食べ物や、男性ホルモンの増加による抜け毛、薄毛を抑制する効果のある亜鉛や女性ホルモンと同じ働きを持つイソフラボンなどを積極的に摂りましょう。

それ以外にも、オメガ3脂肪酸、ミネラルといった栄養素もバランス良く摂取することで、髪の内部から頭皮に栄養を届けることが大切です。

タンパク質

タンパク質は髪の80〜90%を占める一番の主成分です。原料がなければ健康な髪は生えないので食事を通してしっかりと摂取しましょう。

おすすめ食材
豆腐、納豆等の大豆製品、牛乳、卵、肉、魚、ヨーグルトやチーズ等の乳製品

オメガ3脂肪酸

血流を促す作用、髪を作り出す毛母細胞に栄養が届きやすくなる効果があります。
特に魚には髪を形作るケラチンというタンパク質の合成を助けるメチオニンというアミノ酸も含まれているのでおすすめです。

おすすめ食材
サンマ、イワシなどの青魚類、クルミなどのナッツ類

亜鉛

髪の主成分であるタンパク質を体内で効率よく利用する元素です。

おすすめ食材
牛肉の赤身、高野豆腐、ブロッコリー、牡蠣

貝の中でも栄養価の高い牡蠣は薄毛対策に良いとされるビタミンやミネラル類などの栄養素が含まれています。
また、牡蠣に含まれるタウリンは結構を促進し、リジンという成分はタンパク質の生成を助ける役割があり、髪に良いとされる栄養素を、バランス良く含んだ食べ物です。

鉄分

鉄分が足りずに貧血のままでいると、健康状態はもちろんのこと髪は細く薄毛にむかうと言われています。
また、皮膚も薄くなり乾燥が目立つようになるので、髪に悩む女性は特に意識して摂取するのがいいでしょう。

おすすめ食材
ほうれん草、ひじき、レバー

レバーは鉄分が豊富なことで貧血予防に良いと言われていますが、薄毛対策にも良いとされていることをご存知でしょうか?レバーには髪の再生と健康を維持するビタミンB郡、亜鉛、必須アミノ酸なども豊富に含まれています。

ミネラル

おすすめ食材
わかめやひじき、昆布などの海藻類、アーモンド

ビタミンA

新陳代謝を促進することにより、毛母細胞の働きを高めます。

おすすめ食材
レバー、あんこうの肝、うなぎ、緑黄色野菜、バターなど

ビタミンB群

過剰な皮脂の分泌を抑制します。

おすすめ食材
玄米、にんにく、貝類、レバー、まぐろ、豚レバー、牡蠣、たらこ、鶏ささみ、鶏レバーなど

ビタミンC

髪にハリやツヤを与えるコラーゲンの生成を助ける。
ゆずにはビタミンCだけではなく、ヘスペリジンといって血流を良くする働きをもつ成分や、薄毛の原因となる酵素の働きを抑制するリモネンという成分が含まれています。

おすすめ食材
柑橘類、キウイフルーツ、赤ピーマン、ブロッコリー

ビタミンE

抗酸化作用を持ち頭皮環境を整えます。

おすすめ食材
アーモンド、ひまわり油、すじこ、ドライトマト、落花生

ビタミンH(ビオチン)

頭皮と髪の健康維持、アミノ酸代謝の促進。

おすすめ食材
納豆、豆乳、豆腐、きなこなどの大豆製品

イソフラボン

イソフラボンは女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに似たような働きをするため、男性ホルモンを抑制し、薄毛対策になる効果があると言われています。
女性は加齢により女性ホルモンが低下し、エストロゲンの分泌量は20代後半をピークに後は減少します。
エストロゲンの減少を止めることは難しいので、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を持つ、大豆製品を食べるのが髪に良いと言われています。

<毎日の習慣に豆乳を取り入れよう!>
大豆製品は良質な植物性タンパク質で動物性よりも体内への吸収効率が高いのが特徴です。忙しい女性であれば、手軽に摂取できる豆乳がおすすめです!
豆腐もサラダや味噌汁に入れるだけで一品になるので取り入れやすいでしょう。

薄毛対策のために、髪に良いと言われている食べ物は手軽なものを選び、習慣化することがポイントです。

【コラム:卵は加熱して食べた方が良い話】

卵は完全栄養食品と呼ばれますが、加熱して食べたほうが良いことはご存知でしょうか?
卵には抗酸化作用が強いセレニウム、白髪予防にも効くビタミンH(ビオチン)が含まれ、薄毛対策に良い食べ物としては理想的です。
しかし、生卵で食べるとその効果をえることができません。
卵白に含まれるアビジンというタンパク質が、髪に良いビオチンと結合すると、せっかっくのビオチンが体内に吸収されるのを阻害してしまいます。

ゆっくりとした食事時間がとれない時は卵かけご飯にしたくなりますが、髪のことを考えると、卵は加熱するのが良いでしょう。

頭皮マッサージ

頭皮マッサージにより、頭皮をもみほぐして柔らかくし、血行を良くする効果が期待されます。
また、頭皮の日常血流量が多いと、頭皮ケアの効果だけでなく、毛髪の健やかな成長を助ける効果も期待されます。

頭皮マッサージで確認されている効果

・頭皮の血行を良くする
・頭皮を動かしやすく、柔らかくする
・毛穴の角度を上げ、髪を立ち上がりやすくする


頭皮マッサージによって、毛包(皮膚内部の毛を作る組織)の角度が上がり、髪が根本から立ち上がりやすくなる傾向があります。

効果的な頭皮マッサージの方法

【ポイント】押す、擦る、揉むの組み合わせが効果的

頭皮の場合は、頭蓋骨があるため1つの方法ではなく、押す、擦る、揉むを組み合わせると効果的です。
擦るマッサージは頭皮を傷めないよう、頭皮が濡れている時は避け滑りを良くして行いましょう。(ホホバオイル等を使いましょう)

<洗髪時におすすめの頭皮マッサージ>
シャンプーを髪と頭皮全体に行き渡らせて、すすぐ前に行います。

頭皮全体を揉みほぐす
5本の指先で頭皮を掴むように置き、指先の位置を動かさずに頭皮を押した状態で、3回ほど円を描くようにしてもみほぐします。
耳の上から頭の中心に向かって、さらに指の位置を前後に変えて繰り返し、全体に行います。

引き上げ
真ん中3本の両手指先で頭皮を押しながら、こめかみから頭頂部に向けてゆっくりと頭皮を引き上げながら下から上に指を移動します。
※洗髪時は指先をつかって髪をこすらないように注意しましょう。

ツボ押し
両手指先で頭中央の「気持ちいい」と感じる部分を1ヶ所に付き3秒押して離します。
(深呼吸をして息を吐きながら押すとリラックスできます)

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