洗い流さないトリートメントの正しい使い方【ホームケアの方法解説します】

こんにちは。髪質改善美容室NAOSです。
春・夏は強い紫外線、冬は乾燥による髪のパサつきや静電気など、髪は季節ごとにダメージを受けています。
きれいな髪を手に入れ、維持するためには美容室での施術だけではなく、ご自宅でのヘアケア(ホームケア)もしっかりと行うことが大切です。

難しく感じるホームケアも、少しの工夫を取り入れるだけで、理想の髪に近づけることができます。
そこで今回は、『洗い流さないトリートメント』をテーマに髪のケア方法をご紹介します。

まずは結論から。
洗い流さないトリートメントの正しい使い方は、
・お風呂上がりに使う
・毛先→表面→中間の順番でつける
・くしで梳かす(コーミング)をする
・手の熱でトリートメントを浸透させる
・気になるところはドライヤー後に再塗布

です!

とはいえ、これだけ聞いても『?』となってしまう方も多いと思うので、
ここからは洗い流さないトリートメントとは?から正しい使い方の手順、コツをご説明します。
艶髪を目指す方は、今日からでも取り入れてみて下さい!!

目次

『洗い流さないトリートメント』とは?

洗い流さないトリートメントとは、アウトバストリートメントという名称でも販売されています。
髪に栄養素や潤いを補給したり、ドライヤーの熱から髪の毛を守るために、アウトバス(お風呂の外)で使うトリートメントです。
お風呂の中で使うトリートメント(インバストリートメント)と基本的な髪を守る機能は同じですが、洗い流さないトリートメントはドライヤーの熱から髪を守ってくれたり、艶やうるおいを感じる質感を与えてくれたり、スタイリング剤としても使えるなどメリットがあります。

【洗い流さないトリートメントはいつ付ける?使うタイミングは?】
洗髪の後、タオルドライをして髪を乾かす前の濡れている状態で洗い流さないトリートメントを使うのが良いです。なぜなら、髪が濡れている状態が最もトリートメントの浸透率が高いからです。また、ドライヤーやアイロンからの熱ダメージを防ぐ効果があります。後は朝のスタイリング前にも使うと良いでしょう。

【洗い流さないトリートメントの効果は?】
洗い流さないトリートメントには、髪に水分と油分を与え、表面のキューティクルを整える役割があります。
またドライヤーによる熱ダメージを防ぐ効果や紫外線から髪を守る効果、乾燥を防ぐ効果、寝ているときの髪の摩擦を軽減する効果があります。また冬は静電気をおさえる効果も期待できます。

洗い流さないトリートメントにはたくさんの種類があります。
髪質やなりたいイメージによって、使い物を選んでいきましょう。

洗い流さないトリートメントの種類

オイルタイプ
油性の保護膜が髪を一本ずつ包み込みます。うるおいのある質感で油分が一番多いことが特徴です。

ミルクタイプ、クリームタイプ
髪になじみやすく、しっかりまとまります。オイルタイプよりもサラサラとした使用感です。

ジェルタイプ
基本的にはミルクタイプ、クリームタイプと近い使用感ですが、やや重ための仕上りです。

ミストタイプ、スプレータイプ
髪への浸透力が高く、さらっとした仕上りです。油分が一番少ないタイプです。

ちなみに、オイル成分を多く含むヘアケア用品を使用する場合は、ドライヤーの熱でオイルが加熱され、ダメージの原因となるので注意しましょう。

洗い流さないトリートメントの正しい使い方

洗い流さないトリートメントは、様々なシチュエーションで使われる方がいらっしゃると思いますが、基本的にはお風呂上がりの濡れた髪につけるのがおすすめです。

①タオルドライ(トリートメントをつける前に髪の水分を取る)

洗い流さないトリートメントをつける前に、タオルドライをしましょう。お風呂上がりから15分以内が目安です。
髪は濡れた状態ではキューティクルが開いているので、強くこすると摩擦によりキューティクルが剥がれてしまい、ダメージの原因となります。
タオルで髪を擦るのではなく地肌を優しく押さえたり、毛先は髪を優しくタオルで挟んで水気をタオルに吸わせるようにしてください。
髪が濡れているけど、水が滴らない状態がおすすめです。
洗い流さないトリートメントが髪に浸透しやすく、その効果も十分に発揮できる状態です。

②洗い流さないトリートメントを適量手に出す

タオルドライの後に、手に洗い流さないトリートメントを出します。
適正量の目安は商品説明に従いましょう。
髪が乾いたときに髪の手触りが柔らかくなるくらいの量がおすすめです。
べたつく場合はつけ過ぎかもしれません。

③手全体になじませる

洗い流さないトリートメントを手のひらに伸ばし、指と指の間までなじませて温めます。
指と指の間までなじませておくことで、髪にムラなく付けることができます。
指をくしのように使ってつけてください。
また、体温で温めてから髪になじませることで浸透しやすくなります。

④毛先→中間→表面の順でつける

まず一番乾燥しやすい毛先からつけていきます。
その後、中間→表面→前髪の順につけていきます。
優しく手ぐしを通すように付け、髪がしっかりと吸収するように軽く揉み込みましょう。
洗い流さないトリートメントを髪の内側までつけるイメージで伸ばしていきます

⑤コーミングする(くしで梳かす)

目の粗いコームを使ってコーミングをしましょう。
くしで梳かすことで、洗い流さないトリートメントをムラなく均一につけることができます。優しく根本から毛先に向かってとかしましょう。
このひと手間を加えることが、洗い流さないトリートメントの効果を最大限に引き出すポイントです。

⑥ドライ(ドライヤーで髪を乾かす)

ドライヤーは根本→中間→毛先の順番で乾かします。
まず後頭部を耳下→中間→トップの順で大きく3つに分けるイメージで根本を乾かし、
次にサイドの耳上→トップの順で、根本を乾かします。
この手順で一通り根本が乾いたら、中間→毛先の順で乾かしていきましょう。
80%くらい髪が乾いたら、洗い流さないトリートメントをもう一度少量つけましょう。
重ね付けすることで、一日中うるおう髪をキープしやすくなります。

<注意>

洗い流さないトリートメントは根本につけないようにしましょう。
頭皮トラブルを引き起こす原因になったり、ボリュームダウンしてスタイリングが上手くいかない原因になります。

トリートメントの効果を引き出す3つのコツ

①コーミングする

洗い流さないトリートメントは手ぐしを通しながら付けるのが一般的です。
繰り返しになりますが、その後に粗めのくしを使ってコーミングをするとより均一につけることができ、仕上りのクオリティが変わってきます。

②ハンドプレスで浸透させる

コーミングした後、両手でやさしく髪をはさみながらハンドプレスをします。
(中間→毛先に向かって)
手の温度で温めることで、よりトリートメントが髪に浸透しやすくなります。

③ドライヤー後に再塗布

ドライヤーで80%ほど乾かしたら、もう一度洗い流さないトリートメントを乾燥の気になる部分につけましょう。
アイロンやブローをする方は、毛先の乾燥を防ぐことに効果があるので是非試してみてください。
仕上りに差がつきます。

以上が正しい洗い流さないトリートメントの使い方です。
新しいヘアケア用品や器具を購入する必要はありません。毎日のほんの少しの手間できれいな艶髪を目指すことができるので、ぜひ今夜から実践しみてください。

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