こんにちは!髪質改善美容室NAOSです!
今回のテーマは『剛毛と軟毛』
よく聞く言葉ですが、『私は、剛毛(軟毛)です!』と自信をもって言える方は少ないのではないでしょうか。
本人が『私は髪が硬い』『量が多い』と思っていても、実はそれほどでもなかったり、反対に『髪が細い』と思っていても意外と普通くらいだったりということもあります。
それもそのはずで髪はよく見える場所ではありますが、他人の髪を触る機会は意外と少なく、家族や子ども以外の髪を触ることのある人、ましてや髪質を比べたことのある人はほとんどいないのではないでしょうか。
そのため、自分の髪質を正確に知るためには、日常的に髪を触っていて、何千人、何千人の髪を見た経験のある美容師に聞くのがおすすめです。
といいつつ、この記事はご覧の方は今すぐに知りたいの!という方だと思うので、自分で今すぐに出来るセルフチェックや髪質に合わせたお悩みとその解決方法もお伝えしたいと思います。
剛毛と軟毛の見分け方
自分の髪を数本根本から切って、次の方法を試してください。
(髪を抜くと頭皮がダメージを受けるのでNGです!)
①髪の片方を持って水平にする
髪の両端をつまんで水平にして、片方の手を離します。
・そのまま水平をキープ→剛毛
・髪の毛が垂れ下がる→軟毛
②髪を絡めて指を抜く
髪を1本手にとって、くるくると2〜3周指に巻き付けてください。
巻いた状態のまま5秒くらい指で押さえて手を離します。
・髪がすぐにまっすぐに戻る→剛毛
・しばらく指に巻きついてまま→軟毛
③濡らして両端からひっぱる
根本から切った髪を濡らして、両手でつまんで左右に引っ張ってみてください。
・髪が切れる→剛毛
・髪が切れずに少し伸びる→軟毛
剛毛と軟毛の違い
剛毛(硬毛)と軟毛は生まれつきの髪質の違いですが、具体的にどこが違うのかご存知でしょうか?
実は、剛毛の方も軟毛の方の髪の間充物質と言われる髪の芯の部分や内部の栄養分の量は同じです。
ではどこが違うのかと言うと、キューティクルの層の厚みの違いです。
剛毛の人はキューティクルが何層にも重なり分厚い層になっているのに対し、軟毛の方はキューティクルの枚数が少なく層も薄いという特徴があります。
そのため、同じ衝撃を受けたとしても受けるダメージが違います。
同程度のダメージを受けたとしても、硬毛の人はキューティクルに小さな穴が空き、中の栄養が少し流れる程度で済む衝撃でも、軟毛の人の場合は大きな穴に発展してしまい、間充物質(栄養分)が大量に流出してしまい、取り返しのつかないダメージになってしまうこともあります。
このような髪質の違いにより、剛毛の方と軟毛の方それぞれお悩みはあると思いますが、ダメージに関しては軟毛の方がより深刻になりやすいので、アケアに注力していきましょう。
髪質は変えられる?
残念ながら生えてくる髪を変えることはできません。
髪質は遺伝や生活週間、体質などにより決まるため、残念ながら自分の意思で変えることはできません。
ただし、年齢による変化はあります。
女性の場合は髪のピークは25〜30歳といわれていて、その後は少しずつ髪質が変化します。そのため、徐々に髪が細くなり、本数も徐々に減少する傾向にあります。
しかし、日頃のお手入れやスタイリングで髪質をカバーすることは可能です!
剛毛の方におすすめ!
剛毛の方は髪が広がりやすく扱いにくいというお悩みが多いです。
一方で、トップが立ち上がりやすくボリューム感を出しやすいというメリットもあります。
シャンプー・トリートメントはアミノ酸系を使う
アミノ酸系の洗浄成分のシャンプーは、仕上がりが柔らかくまとまり、しっとりするケア成分が含まれている商品も多いのでおすすめです。
シャンプーについて詳しくはこちらドライヤーは低温で
髪の水分がなくなると、ゴワゴワ感が出て扱いにくくなってしまいます。
元の髪質が硬いとより影響が出やすいので、乾かすときは広がらないようにブラシで押さえながら、低温の温風の設定を使いましょう。
最後の仕上げには冷風をかけると艶も出てキレイになります!
重めのスタイリング剤を使う
剛毛さんにはワックスやクリーム、オイルなどの重めのスタイリング剤がおすすめです。
たくさんつけるとべったりしてしまうので、少量を手のひらにとり体温で軽く温めてから、
毛先を中心に少しずつつけていくのがおすすめです。
ストレートアイロンを使う
ストレートアイロンは広がりを押さえてくれるのでおすすめです。
幅の広いタイプは扱いも簡単なので特におすすめです。
ただし、何度も同じところに使うと髪のダメージが進行してしまうので気をつけましょう。
パックリ割れ解消にはハーフアップがおすすめ
剛毛さんのお悩みで多いパックリ割れ。髪質が硬いので寝ている間にくせがついて髪が2つに分かれてしまうお悩みです。
朝の貴重な時間をスタイリングでに費やすのも大変・・・という方におすすめなのが、
割れ目を覆って隠しながら、後ろで留めるハーフアップ。
トップをつぶさずにふんわり仕上げると若々しい印象にもなるので、時間がないママさんや、睡眠時間をできるだけ確保したい!という人もぜひ実践してみてください。
引用:斉藤あき 浜中聡子監修(2021)『50代からの髪がみるみるよみがえる! 美髪ケア大全 』主婦の友社
剛毛さんのおすすめスタイリング
引用:斉藤あき 浜中聡子監修(2021)『50代からの髪がみるみるよみがえる! 美髪ケア大全 』主婦の友社
軟毛におすすめのスタイリング
軟毛の方は髪がぺたんこになる・ボリュームが出ないといったお悩みが多いです。
一方で、スタイリングがしやすくエアリーなスタイルを作りやすいというメリットもあります。
トリートメントは毛先だけ
ボリュームがなくなる方とトリートメントを全く使わない方もいらっしゃいますがこれはNG。
トップはボリュームを出すためつけない選択肢もありですが、
毛先はダメージを防ぐためにもトリートメントによるケアをしっかり行いましょう。
スタイリング剤はミストやスプレーを
髪が重くならないミストやスプレータイプのスタイリング剤を使いましょう。
油分や少なく水分が多いものがおすすめです。剛毛さんにおすすめしたワックスやクリーム、ヘアオイルなどは軟毛の場合は重くなりすぎてしまうので避けたほうが良いです。
ショートカットもおすすめ
髪質が柔らかいと、髪自体の重みでますますボリュームが出なくなってしまうので、ショートやボブにするのもおすすめです。ミディアムでも動きのあるカットがおすすめです。
軟毛さんのおすすめスタイリング
引用:斉藤あき 浜中聡子監修(2021)『50代からの髪がみるみるよみがえる! 美髪ケア大全 』主婦の友社
コメント