こんにちは!髪質改善美容室NAOSです!
先日から急に冷え込んで、季節が冬に向かって一気に進んだ感じがしますね!
ということで、冬といえば静電気でお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
不意にドアノブに触ったり、着替えるだけでもパチパチと気になり、放っておくと髪まで帯電して髪の広がりやアホ毛まで飛び出ることも・・・。
スタイルが崩れるだけではなく、キューティクルが剥がれやすくなったり、乾燥もしやすくなったりと髪のダメージの原因にもなるんです!
ですので、冬だから静電気が起きても仕方ない・・・とあきらめずにしっかりと対策をしていただきたいです!
ということで、今回は静電気の原因と4つの対策をご紹介いたします!
そもそも静電気って?
冬になると「バチッ」とした痛みに悩まされる静電気。
そんな静電気はどのような物理現象なのか。まずはかんたんに解説させていただきます!
人やモノなどこの世にある物質はプラスとマイナスの電気を持っています。
通常はプラスとマイナスの電気のバランスが釣り合った状態で存在します。
しかし、物質ごとにプラスに帯電しやすい性質と、マイナスに帯電しやすい性質を持つため、違う性質のものが触れ合うと摩擦などによってプラスとマイナスの電気に分かれます。
ちなみに衣服もウールや絹、木綿などの自然由来のものはプラスに帯電するものが多く、
ポリエステルやアクリル、塩化ビニルといった石油由来の素材はマイナスに帯電しやすい性質を持ちます。
そのため、重ね着の組み合わせによっては静電気を発生させてしまいます。
このように、服や髪にはプラスもしくはマイナスの電気がたまりやすいですが、
湿度が高い場合(夏)は、偏ったプラスやマイナスの電気が空気中の水分に少しずつ電気が流れていくので、静電気として感じることはありません。
しかし、湿度が低い場合(冬)は、静電気を放出してくれる水分が少ないので、体や服の電気の偏りが多きくなります。
髪はプラスの電気を持ちやすい性質をもち、髪の一本一本がそれぞれプラスの電気を持つので、プラス同士でお互いに反発しあい、髪が広がってしまいます。
また、体に電気が溜まった状態で、電気の流れやすい物質、例えば金属のドアノブに触れると溜まっていた電気が一気に流れるため、「バチッ」とした静電気を感じてしまいます。
髪の静電気対策
対策①:加湿をする!
空気中の水分は体に溜まった静電気を少しずつ放電してくれる効果があります。
冬は湿度が低くなる(=空気中の水分が少なる)ため、髪や体に電気がたまりやすくなってしまいます。
加湿により空気中の水分を補充してあげることにより、静電気がたまりにくくなるので、
髪にとってもいい効果が得られます。
ちなみに静電気は湿度20%以下、気温20℃以下になると発生しやすくなると言われています。
対策②:服の組み合わせを考える!
冬になるとニットを着て、その上にマフラーを巻く方もいらっしゃると思います。
このとき、ニットはアクリル素材、マフラーはウール素材のものを着ると、それぞれアクリルはマイナス、ウールはプラスに帯電しやすいので、高確率でパチパチパチと静電気が発生してしまいます。
このように素材ごとにプラスとマイナスに帯電しやすい素材があるため、乾燥してさらに重ね着をする冬は静電気がより発生しやすい環境となります。
おしゃれを楽しみたい!という気持ちもすっごく分かりますが、頭の片隅に静電気のことも考えてみるといいかもしれません。
プラスに帯電しやすい素材
毛皮、ウール、ナイロン、絹、綿、麻
マイナスに帯電しやすい素材
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、塩化ビニル、アセテート
対策③:動物毛のブラシを使う!
服の組み合わせと同じようにブラシも摩擦による静電気の原因となります。
ポリエステルやプラスチックなどの石油成分由来のブラシはマイナスに帯電しやすく、
髪はプラスに帯電しやすいのに対して、擦れることで電気のバランスが崩れて、静電気の原因になってしまいます。
一方、豚やイノシシなどの動物毛などは人の髪と同じくプラスに帯電しやすい性質を持つので、プラス同士となり静電気が起こりにくいのでおすすめです。
対策④:ヘアミルクを使う!
静電気は髪と服やブラシ、あるいは髪同士が擦れることによっても発生します。
毎日のお手入れに、ヘアミルク(アウトバストリートメント)やトリートメントを取り入れることで、髪が保湿されるたり、少しだけ重みがでることによりアホ毛や広がりなどのお悩みをを抑えることができます。
まとめ
冬になると髪が静電気でピリピリして広がったりまとまることがあります。
その原因はずばりこちら!
『冬の乾燥した空気では、静電気が自然に放出されず、髪に溜まり続けてしまうため』
対策として、以下の4項目をおすすめします。
①加湿をする!
②服の組み合わせを考える!
③動物毛のブラシを使う!
④ヘアミルクを使う!
どれも難しい方法ではないと思うので、髪の静電気が気になる方はぜひお試しください。
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