【ダメージヘアさん必見】ヘアカラー後のシャンプーの選び方とおすすめ成分etc

こんにちは!髪質改善美容室NAOSです。
ヘアカラーをして、自分好みの髪色になると、なんだか毎日が楽しくなりますよね!
さらに、周りの家族や友人からも褒められると染めてよかった!と思うのではないでしょうか。
また、女性の3人に2人がカラーをしているという統計もあり、ヘアカラーはとても多くの人に愛されているメニューです。

でも、そんなヘアカラーの施術で髪はダメージを受けていることも事実です。
毛髪細胞は死んだ細胞なので、痛覚がありません。
また、『見た目がきれい=ダメージが少ない』とは限らないので、なかなか自覚するのは難しいですが、髪の外側のキューティクルが多かれ少なかれめくれたり剥がれた状態になっています。

そのため、カラーをした髪には、少し上質なケアをしてあげると、髪質や色持ちをキープすることがえきるようになります。
今回は『ヘアカラー後のシャンプーの選び方』について解説していきます。

結論から言うと、次の2つの成分を含むシャンプーがおすすめです!

ヘアカラー後のシャンプーの選び方

①アミノ酸系界面活性剤
アミノ酸を主成分とした髪にやさしい洗浄成分です。

代表的なアミノ酸系成分
・N-アシルタウリン酸
・アシル化グルタミン酸塩
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ココイルアラニンTEA
・ココイルメチルタウリンNa
・ココイルグルタミン酸Na

②ヘマチン配合
動物の血液由来のダメージケア成分で複合的な効果を持ちます。

代表的なヘマチンの効果
・髪質改善(毛髪の補修)
・髪のダメージ軽減(アルカリ除去)
・地肌の乾燥予防(抗酸化作用)
・白髪の予防(チロシナーゼ活性化)


具体的には、こちらの商品がおすすめです!

ヘアカラー後のおすすめシャンプー

草根木花 ハーブ モイストシャンプー No2 400ml 3,300円(税込・定価)
アミノ酸系界面活性剤に、ヘマチン配合。さらに、天然由来成分(コラーゲン・海草エキス・シルク抽出物・ローヤルゼリーなど)配合のシャンプーです。髪と同じ弱酸性なところも◎
ただし、泡立ちが弱いことと、香りの好みが分かれるところは気になるポイントかもしれません。

ナプラ ケアテクトHBカラーシャンプーS 300ml 2,200円(税込・定価)
アミノ酸系の低刺激なシャンプーで、お手頃価格が特徴です。
ケア成分として、ヘマチンに加え、加水分解ヒアルロン酸やハーブエキスを配合しています。
白髪染めの方など、髪のエイジングケアをしたい人にもおすすめです。

NAOS カラーシャンプー 200ml 1,950円(税込・定価)
最後にNAOSのオリジナルシャンプーもおすすめです。
アミノ酸系洗浄成分を中心に髪にやさしく、ヘマチン配合もしっかり配合しています。
さらに、髪を補修・保湿するためのケア成分も贅沢に配合。

ここからはヘアカラー後の髪の状態、おすすめ成分の詳しい効果や解説、シャンプーの方法などをお伝えしてきます。

目次

カラー後の髪の状態はどうなっているの?

ヘアカラー後の一番の問題は髪がアルカリ性になることです。

そもそも、カラーをしていない健康な髪のpHは弱酸性(pH4.5〜5.5)です。物理的な性質として、髪はこの弱酸性のpH帯が一番安定していて、かつ健康な状態です。
ところが、ヘアカラー剤はアルカリを含むため、カラーの施術をすると髪のpHがアルカリ性に傾いてしまいます。

髪のpHがアルカリ性に傾くことにより、キューティクがゆるんだり開いたりします。(通常の弱酸性ではキューティクルは閉じた状態です。)
キューティクルを開くのは、髪を染めるために必要な工程ですが、その反面、髪は一気に不安定な状態に…。

ここで問題なのが、ヘアカラー後にも、アルカリ成分が髪に残り続けてしまうということです。
アルカリはたんぱく質を溶かす性質があるので、髪の中に残ったままだと、髪を内部から溶かし続けてダメージが進んでしまいます。
そのため、ヘアカラー後には、髪の中にアルカリを残さず、いち早く取り除くことが大切です。

さらに髪の中にアルカリが残ったままだと、キューティクルもずっと開いた状態になり、カラーでせっかく髪の中に入れた色素や、髪自体の栄養分も流れ出てしまい、パサパサとした残念な髪に。
色持ちも悪くなってしまいます。

そのため、ヘアカラー後に適した成分が配合されたシャンプーを選ぶことが、髪質や色持ちを良くするためには大切です。

カラー後のシャンプーの選び方

カラーリングやブリーチでせっかくお気に入りの髪色に染めたのに、数日で色がすぐ落ちてしまうのはもったいないですよね。
また、カラー後の髪は非常にデリケートな状態ですので、あまり洗浄力が強すぎると、シャンプーによってかえって髪を痛めてしまいかねません。

そこで、いくつかカラーシャンプー選びのご紹介をさせて頂きたいと思います。
カラー後のシャンプーを選ぶ際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

どんな洗浄成分がいいの?

シャンプーには界面活性剤という水と油が混ぜる成分が洗浄剤として含まれていて、汚れや皮脂を取り除くために使われます。
シャンプーに使われる界面活性剤は大きく分けて4つあります。
それぞれの特徴は下記のとおりです。

<アミノ酸系>
アミノ酸系界面活性剤は地肌にも髪にも刺激が小さくやさしいことが特徴です。
髪にやさしいシャンプーはアミノ酸系の界面活性剤を複数ブレンドしていることが多いです。
しかし、泡立ちや洗浄力が弱いこと、粘度が弱くサラサラとしていることが難点です。

代表的な成分
・N-アシルタウリン酸
・アシル化グルタミン酸塩
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ココイルアラニンTEA
・ココイルメチルタウリンNa

<硫酸系>
洗浄力が強く、泡立ちの良さと流した時の泡切れの良さが特徴です。シャンプーの界面活性剤の代表としてもっとも使われる成分です。
30年ほど前、ラウレス硫酸塩という成分が原因で、肌荒れなどのトラブルを引き起こしたことがあるため、現在でも硫酸系の界面活性剤は肌や髪に悪いというイメージが残っています。

代表的な成分
・ラウリル硫酸Na
・ラウレス硫酸Na
・AES(アルキルエーテル硫酸エステル塩)
・サルフェート
・ラウレス硫酸アンモニウム

<石鹸系>
石鹸も界面活性剤の一種です。脂肪酸とアルカリを原料としているため、アルカリ性を示します。
髪はもともと弱酸性のためアルカリ性と触れるとキューティクルが開きダメージの原因となるため、ボディソープにはいいですが、シャンプーとしてはおすすめできません。

代表的な成分
・石鹸素地
・脂肪酸ナトリウム類
・脂肪酸エステル類

<ベタイン系>
洗浄力、泡立ちとともに弱く、地肌や髪にやさしいのが特徴です。目に入ってもしみないため、赤ちゃん用シャンプーに用いられることが多いです。
単体では洗浄力が弱すぎるため、他の界面活性剤と一緒に使われることが多いです。

代表的な成分
・コカミドプロピルベタイン
・ラウロイルプロピルスベタイン
・ココアンホ酢酸

髪にやさしいのはアミノ酸系!

カラー剤によってダメージを受けている髪には、刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。アミノ酸系の洗浄成分は保湿効果があるため、髪のダメージケアにもつながり、感想による色落ちも防げます。

シャンプーの裏面に表示されている、水の次の2、3番目の表示成分をご覧になってみてください。

アミノ酸系の代表的な成分
・N-アシルタウリン酸
・アシル化グルタミン酸塩
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ココイルアラニンTEA
・ココイルメチルタウリンNa
・ココイルグルタミン酸Na

ここで、特におすすめの洗浄成分を3つご紹介します。

アミノ酸系おすすめ①『ココイルメチルタウリンNa』

<ひとこと解説>
・適度な洗浄力があり、泡立ちが良い
・仕上がりはさっぱり系でふんわり
・安全性が高い
・ダメージ毛、カラー毛におすすめ

<成分解説>
ヤシ油脂脂肪酸とアミノ酸のタウリンを原材料にしたアミノ酸系陰イオン(アニオン)界面活性剤です。
皮脂を取りすぎる事のない適度な洗浄力があり、泡立ちが良くてべたつかず、さっぱりとした使用感と安全性の高さが特徴です。それでいて、髪のまとまりを損なわず、ふんわり仕上がります。

適度な洗浄力があるので、普通肌〜脂性肌の方、スタリング剤を毎日つける方におすすめです。
重くならずふんわりとした仕上がりなので、パーマスタイルの方、毛が細い方にもおすすめです。

さらに洗浄力がありながら、ベビーシャンプーに使われるほど低刺激で、目に染みたり肌荒れを起こすリスクが少ないため、肌の弱い方や赤ちゃんにも安心して使える界面活性剤です。
キューティクル剥離性が弱いことも分かっているため、髪へのダメージも少ない成分と言えます。

アミノ酸系おすすめ②『ラウロイルメチルアラニンNa』

<ひとこと解説>
・マイルドな洗浄力で低刺激
・泡立ちが良くて、さっぱりとした洗い心地
・コンディショニング効果も高い
・安全性が高い
・皮膚刺激が少なく毒性は低い

<成分解説>
アミノ酸系洗浄剤の中で中性タイプと言える素材です。
泡立ちがとてもよく、さっぱりと洗えます。
洗い上がりはスッキリ感が特徴で、あまりしっとりしたくない方に適しています。また、重たくなりすぎず、根本からふんわりとした仕上がりが特徴です。
また、天然由来原料のアミノ酸や脂肪酸が原料なため、生分解性が高く、環境にも優しい界面活性剤です。

ラウロイルメチルアラニンNaは他の洗浄剤と一緒に補助的に配合されていることがありますが、組み合わせによっては洗浄力が強すぎて、皮膚に対して刺激になる場合があります。
例えば、
・ラウレス硫酸
・ラウレス硫酸アンモニウム
・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
これらの界面活性剤との組み合わせによって洗浄力が強くなり、頭皮トラブルの原因になる場合があります。

アミノ酸系おすすめ③『ココイルグルタミン酸Na』

<ひとこと解説>
・マイルドな洗浄成分で低刺激なアミノ酸系洗浄成分
・潤いのあるしっとりとした仕上がり
・安全性が高い成分
・泡立ちは控えめ

<成分解説>
ヤシ油脂脂肪酸とグルタミン酸からなる陰イオン(アニオン)界面活性剤です。
化粧品成分表示としての名称はココイルグルタミン酸Naですが、医薬部外品での表示名称はN-ヤシ油脂アシル-L-グルタミン酸ナトリウムとなります。

アミノ酸系洗浄成分の中でも比較的マイルドな洗浄力で、しっとりとした仕上がりが特徴。
乾燥毛や硬い髪、カラーやパーマを繰り返しているダメージヘアにも適しています。さらに、コンディショニング作用が高く、髪や頭皮に潤いのあるしっとりとした仕上がりになります。

ただし、泡立ちと洗浄力は控えめなので、汚れや皮脂が多い頭皮、整髪料をつけた髪では泡立ちが悪く、汚れを落としきれない場合があるので注意が必要です。

アルカリ除去をしよう!

ヘアカラー剤に含まれるアルカリ成分が髪に残ると、施術が終わってからも継続的に髪にダメージを与えてしまいます。
アルカリ除去を除去するためには、クエン酸・リンゴ酸・フルボ酸の有機酸や、ヘマチンが含まれたシャンプーを毎日のホームケア(シャンプー)で使うのがおすすめです。

特にヘマチンは、アルカリ除去だけでなく、髪質改善や白髪防止の効果もあるのでおすすめの成分です!

ヘマチンとは

ヘマチンとは、動物の血液から得られる有機鉄錯化合物です。
血液の主成分の『ヘモグロビン』『ヘマチン』『グロビン』に分離することで抽出、製造します。

もともとヘモグロビンとして安全していた物質を分解して作るので、ヘマチンは不安定な状態です。
そのため何かとくっついて安定したいという性質を持ち、たんぱく質や化合物と結合しやすい特徴を持ちます。

ヘマチンの効果

①髪質改善(毛髪の補修)

ヘマチンが髪のたんぱく質であるケラチンと結合することで、傷んだ髪が補修され、髪が太くなったり、強度を増す効果があります。
塗るだけはなく髪と結合するので、洗ってもすぐに流れずに、髪にハリやコシ、艶を与え、ボリュームのある美しい髪へと導きます。

②髪のダメージ軽減(アルカリ除去)

ヘマチンはヘアカラーで髪に残った残留アルカリとも結合し無毒化してくれる効果もあります。
アルカリがカラーの色素を壊のも防止できるので、色持ちがよくなる効果もあります。

③地肌の乾燥予防(抗酸化作用)

ヘマチンはもともと育毛剤として研究されていた成分ということもあり、抗酸化作用が確認されています。

カラー剤やブリーチ剤は髪の色素を壊すため、活性酸素が含まれています。
ヘマチンは動物の血液のヘモグロビンから作らえるため、酸素と結合しやすい性質を持っています。
活性酸素も酸素の一種なので、ヘマチンと結合することにより安定化し、髪や頭皮の酸化を防ぎます。酸化が止まることにより、髪や頭皮を乾燥・老化から守るはたらきがあります。

さらに、紫外線やストレスによっても活性酸素は発生するため、日々のホームケアでもヘマチン入りのシャンプーがおすすめです。育毛ケアに興味がある方には注目の成分です。

④白髪の予防(チロシナーゼ活性化)

チロシナーゼは髪のメラニン色素を作る酵素です。チロシナーゼの量が減ったりはたらきが落ちると、髪にメラニン色素を供給できなくなり、その髪は白髪となります。

ヘマチンには白髪のトリガーであるチロシナーゼのはたらきを活性化させることにより、白髪を予防する効果があります。

デメリット

メリットだけで、デメリットをお伝えしないのは不公平なので、ヘマチンのデメリットについてもご説明します。
といいつつ、髪や頭皮へのデメリットは特にありません。ただし、はじめて使うときは、様子を見ながら使用し、肌や髪に異常がないか確認しましょう。
ヘマチンのデメリットは『価格が高くなりがち』なところです。
動物の血液のヘモグロビンから抽出する生体由来の成分ですので、大量生産が難しく、原価が高くなり、格安のシャンプーへの配合は難しくなってしまいます。

カラーの後はいつからシャンプーしていいの?

カラーをするとよく美容師から『今日はシャンプーしないでくださいね』と言われますよね。
髪を洗わないと不潔な気もするし、どうしてなの?と思ったことのある人も多いと思います。

結論から言うと、カラーで髪に入れた色素の定着が不安定(髪に完全にくっついていない)からです。その日のうちにシャンプーをすると、せっかく髪に入れた色素がすぐに流出し、色が落ちやすくなってしまいます。

厳密には、カラーリング後、色素が完全に定着するまで48時間かかると言われていているので、その間シャンプーをしないのが理想です。
とはいえ、さすがに丸二日シャンプーをしないと、皮脂やニオイが気になったり、別の問題も生まれてしまうので、当日だけ我慢していただいて、次の日の夜に洗髪していただくのがおすすめです!

ただし、汗をかいたりかゆみが出てどうしようもない場合は、シャンプーを使わずに38~40℃のお湯で流すだけにしてください。(熱いお湯だと、キューティクルが開きすぎて色落ちの原因になります。)
実はお湯だけでも汚れの8割は除去できると言われているので、汗やかゆみが気になる場合は試してみてください。

まとめ

ヘアカラー後は髪がダメージを受けてデリケートな状態になるので、シャンプーは次のことに気をつけましょう。

  • アミノ酸系の洗浄成分を選ぶ
  • ヘマチン配合のシャンプーを選ぶ
  • ヘアカラーの当日はシャンプーをしない
  • 汗やかゆみが気になる場合はお湯で流すだけにする

また、くせ・白髪・ボリューム不足・乾燥などのお悩み別におすすめのシャンプーを紹介した記事もありますのでご参照ください。

『お悩み別おすすめシャンプー』はこちら

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次