こんにちは!髪質改善美容室NAOS(ナオス)です!
本日は『くせ毛』について原因と対策方法について包み隠さずお伝えしたいと思います。
日本人では、程度の差こそあれ約8〜9割の人の髪にくせがあると言われています。
そのためとても多くの方がこの『くせ毛』に悩まされいるのではないでしょうか。
例えば、
・雨や湿気でせっかくセットしてもすぐに崩れてしまう
・ストレートの施術をしても効果が出なかったり、すぐに落ちてしまう
・年齢を重ねるごとにくせ毛が増えた気がする
このように、くせのお悩みは様々ですが、
くせ毛の『種類』『原因』『解決方法』についてそれぞれお伝えしていきます。
また、大切なことなので一番最初にお伝えしますが
『現在の技術では、生えてくる毛髪をくせ毛から直毛に直すことはできません』
しかし、
『正しいヘアケアと施術でくせ毛を改善して、扱いやすくすることはできます』
この記事はくせ毛の要因や解決方法のための手段をしっかりお伝えすることが目的です。
そのために必要なことを書いていたら文字数がかなり多くなってしまいましたので、
お急ぎの方は目次をクリックしてみてください!
【STEP1】まずは敵を知ろう!くせ毛の4つのタイプ
くせ毛に限らずですが、敵と戦うためにはまずは相手のことを知らなければなりません。
実は一言にくせ毛といっても、大きく分けて4種類のタイプがあります。
どれも先天的・後天的な要因が複雑にからみあっていることが多いですが、
ここではそれぞれについて簡単にご紹介させていただきます!
・波状毛
髪全体にウェーブがかかり、波打つようなくせです。
髪の断面が楕円形に変形することにより、髪の内部構造に偏りが生じてくせになります。
日本人で最も多いタイプのくせ毛です。
・捻転毛
髪がらせん状にねじれているタイプのくせ毛です。
ねじれ部分が細くなっていることが多く、もろくて切れやすい髪質です。
日本人にも比較的多いタイプのくせ毛です。
・連珠毛
髪の太さが均一ではなくと数珠のようにボコボコしていることが特徴です。
太さの差により手触りが悪かったり、光が散乱しやすく艶が出にくい髪質です。
日本人には少ないタイプのくせ毛です。
・縮れ毛
その名のとおり縮れた毛を指し、くせ毛の中でも最もうねり具合が激しい状態です。
毛穴が曲がった形状をしたり潰れ多様な形状が原因の場合や、ヘアケア不足等が原因の場合もあります。
縮毛も日本人には少ないタイプのくせ毛です。
・複合タイプ
以上の4種類がくせ毛の種類となります。
日本人には、波状毛(ウェーブ状)と捻転毛(うねり状)でお悩みの方が多いですが、
この2つを兼ねている複合タイプの方もいらっしゃいます。
さらに、歳を重ねたり、ダメージによってもともとのくせに新しいくせが加わることもあります。
【STEP2】くせ毛の原因って?
くせ毛の本質的な原因は『毛穴の形』と『内部構造の歪み』です。
1つ目の『毛穴の形』について、
実は毛穴は綺麗な円形ではなく、楕円や、すこし潰れた形だったり、人によっては三角形に近かったりとまさに十人十色です。
毛髪は毛母細胞によって作られた時は柔らかく、しばらくしてから硬くなる性質を持っていますが、毛穴が楕円だったり歪んでいたりすると、柔らかい状態の髪が生える際に無理な負担がかかり、潰れた状態のまま硬くなることによりくせになります。
2つ目の『内部構造の歪み』は、少し専門的なお話になってしまいますが、
毛髪の形状はS-S結合と呼ばれる毛髪内部のアミノ酸の物理的な結合によって決まります。
直毛の場合は真横にあるアミノ酸同士がS-S結合を作るのですが、
くせ毛の場合は少し上や下に位置するアミノ酸とS-S結合を結んでしまいます。
これにより服のボタンを掛け違えたような状態になり、結果としてウェーブやねじれが発生してしまうことになります。
余談ですが、パーマやストレートはこのS-S結合を一度切って、再結合することにより、髪の曲がり具合を変化させています。
また、髪の毛自体は直毛でも、後天的なダメージによってくせ毛のような症状が出てしまう場合もあります。
それでは、『毛穴の形』と『内部構造の歪み』が起こる要因の、くせ毛の6つの原因をお伝えします。
これらの要素が単一または複合的に合わさることにより、くせ毛として自覚症状が表れることになります。
遺伝(先天性)
実はくせ毛の一番の要素は遺伝です。
例えば、欧米人(コーカソイド)は金髪や茶髪が多く、アジア人(モンゴロイド)は黒髪が多いように髪質は遺伝の要素が非常に大きいです。
くせ毛も同じように親がくせ毛だと、子供もくせ毛になりやすい傾向にあります。
また、思春期頃に直毛からくせ毛に変わる人がいますが、これもホルモンバランスの遺伝によるものと考えられています。
加齢による髪質の変化
加齢による髪質の変化はエイジング毛とは呼ばれ様々な変化があるのですが、くせ毛もそのひとつです。
頭皮も顔と一枚でつながった肌の一部ですが、歳を重ねるごとに頭皮が重力に負けて毛穴の形が変化してしまいます。そのため徐々に毛穴が楕円形へと変わっていき、くせ毛の原因となります。
ホルモンバランスの変化
特に女性はホルモンバランスによる変化を受けやすいと言われています。
髪が生えたり成長するのには女性ホルモンが関係していますが、年齢を重ねるごとに分泌量は減少していきます。
それにより髪を生やす力が少しずつ弱くなり、毛髪が細くなったりボリュームが減少したりすることにより、ダメージによる変化を受けやすく、くせになりやすい状態になります。
また妊娠出産の前後で髪質が変わるご経験をされた方もいらしゃると思いますが、これもホルモンバランスの変化が原因です。
生活習慣
人間の体が食べたもので構成されているように髪も食べ物から形成されます。
そのため、栄養バランスが偏ってしまうと髪の毛にも当然悪影響ができます。
また、睡眠の習慣も大切です。髪の毛は成長ホルモンが分泌される睡眠中に伸びるので、睡眠不足は髪にとっても大敵です。
ダメージによるクセ毛
もともと直毛でもダメージを受けることにより、うねりができてきたり広がり・まとまらないなどの症状が出る場合もあります。
ダメージが原因の場合は厳密にはくせ毛ではないケースもありますが、自覚症状としては『くせ毛が増えた』と感じる方が多いようです。
様々なダメージにより髪のキューティクルが剥がれ、髪内部の栄養分が流出すると、ひどい場合には、髪がすかすかになりミイラ化してしまうこともあります。
誤ったヘアケア
ご自宅でされるホームケア。あまり重要視されていませんが、方法や商品の選び方にダメージの原因となる場合があります。
せっかく美容室でいい施術をしてもケアの方法によっては効果を半減させたりすぐに奪ってしまう可能性もありますので、ぜひこれを機会に、正しいホームケア方法を学んでみてください。
【STEP3】くせ毛の解決方法12選
いよいよくせ毛の解決方法です!大きく分けると次の3種類に分けられます。
【生活習慣に気をつけよう】
・これから生えてくる毛髪の状態を良くための環境を作る。
・ただし、今の髪の状態を変えることはできません。
【正しいホームケアをしよう】
・今の髪のダメージをできる限り抑えて、これ以上ダメージが進むのを抑える。
・美容室の施術を長持ちさせる効果もあり。
【美容室ではダメージの少ない施術を受けよう】
・今の髪のダメージを極力増やさずに綺麗にできる。
・これから生える髪の改善はできない。
即効性は、
美容室 >>> ホームケア >> 生活習慣
根本的な解決としては、
生活習慣 >>> ホームケア >> 美容室
の順番となります。
くせ毛の原因は複合的な要素が複雑に絡み合っていることが多いので、
すべては難しいと思いますが、できる範囲でたくさんの改善方法を並行して行うことが望ましいです。
また、髪が伸びるスピードは1ヶ月で約1cmと言われているので、生活習慣だけで髪の入れ替わりを待つのは必要な期間が長すぎるためおすすめしません。
ということで、
①美容室で髪を綺麗にする
②ホームケアで維持する
③生活習慣でこれから生える髪を元気にする
の順番で、短期的に今の髪を綺麗にしつつ、長期的な髪を元気にする活動を並行していくのがおすすめです。
ここから個別の対策についてお伝えしますので、是非できそうなものから取り入れてみてください。
【生活習慣に気をつけよう編】
現代を生きる女性は仕事に子育て、プライベードと多忙なことも多く、ついつい子供や家族中心の生活リズムとなり、生活習慣も乱れがちだと思います。
この項目も『わかっているけど現実は厳しいんだよなぁ』という内容です。
当たり前のことですが、健康な髪は健康な体から生まれます。
できる限りでも大丈夫ですので、少しずつでもできそうなものから生活に取り入れてみてください。
①バランスの良い食生活
食事のバランスに気をつけましょう。きっと何万回も言われてきてると思います。
でもきっと大切だから色々なところで言われているのではないでしょうか。
基本的なことですが、まずはここから気をつけてみましょう。
【規則正しい食生活をしよう】
食事を抜いたり逆に食べ過ぎたりと不安定な食生活は髪にも体にもよくありません。
食事のバランスが悪いとせっかく栄養を摂取してもうまく吸収しきれなかったり、せっかく吸収した栄養素をうまく活用できなかったりします。
【亜鉛とビタミンを摂ろう】
亜鉛とビタミンは毛髪を合成するために必須の栄養素です。
亜鉛は牡蠣などの魚介類、肉類や卵、お手軽なものだとナッツにも含まれています。
ビタミンや野菜類はもちろん豚肉から摂取するのもおすすめです。
でも、いくら髪に良いと言っても摂り過ぎはNGなので、しっかり色々な食材を食べましょう。
【脂質はそこそこで】
脂質が良くないのは皆さんお分かりだと思います。でもやっぱり美味しいのでついつい食べちゃいますよね。でも、脂肪分を取りすぎると頭皮からの脂の分泌も増え、毛穴が詰まって薄毛や脱毛の原因になることも…。
少しだけ気を使って肉を控えて魚を取り入れるところから始めてみましょう!
②十分な睡眠
睡眠中の成長ホルモンの分泌によって毛母細胞も活発に動くので、睡眠もとっても大切です。
仕事やご家族の都合で難しいかもしれませんが、頑張って見直してみてください!
【お風呂は寝る1〜2時間前】
寝る1〜2時間前にお風呂に入ることにより一時的に体温が上がり、その後布団に入ることにちょうどよく体温が下がり寝付きがよくなります。
また、お湯の温度は40℃以下がおすすめです。お風呂が熱すぎると交感神経が活発に活動し、睡眠の質が下がってしまうので要注意です!
【寝る前にはストレッチを】
ストレッチをすることにより、体がリラックスするのと同時に血流がよくなり、寝付きやすくなったり眠りが深くなる効果があると言われています。
寝る前に5〜10分程度のストレッチをしてからが布団に入ればばっちりです!
さらに、寝る前1時間くらいはスマホやテレビなどの強い光を見ないようにできると理想的ですね!
【適切な睡眠時間の確保】
人間に必要な睡眠時間は個人差がありますが、平均的には6〜8時間程度のことが多いです。
目安としては、日中の活動に影響が出ない程度の睡眠時間を確保するよう心掛けると良いでしょう。
必要な睡眠時間には個人差があり、短くても平気な方や、長時間眠らないと生活に支障が出る方もいますので、自分に必要な睡眠時間を確認し、その分の時間を確保できるようにしましょう!
【朝には太陽の光を浴びる】
起床してからすぐに太陽の光を浴びましょう。窓から1メートル以内、15秒以上がおすすめです。
体内時計がリセットされ、頭や体が覚醒し、活動モードに入ります。
人間は太陽の光を浴びると14〜16時間くらいにメラトニンという物質が分泌され眠くなるメカニズムを持っています。これにより生活リズムを整える効果も見込まれます!
③適度な運動
髪を生やすためには、頭皮の血行を良くし、毛母細胞に十分に栄養を届けることが必要です。
適度な運動は体全体の血行を促進し、頭皮にもたくさん血液がめぐるため、髪の健康のためにはとても大切な要素です。
とはいえ、あまりにも激しすぎる運動は、体にも良くないですし、三日坊主の原因にもなりかねないので、まずは、1駅分や近所のコンビニまで歩いてみるなど無理のない範囲で体を動かしてみるのもおすすめです。
④頭皮マッサージ
頭皮には蜘蛛の巣状に毛細血管が張り巡らさせているので、マッサージをすることにより、頭皮の血流を促進し髪の生える力をサポートします。
さらに下から上に頭皮を動かすことにより、たるみ防止や頭のツボを押す効果もあります。
【おすすめ!】1日1~2分でできるかんたん頭皮マッサージ
①耳の上あたりに手を当てて、手の平や指の腹を使って目尻が動く程度の強さで下から上へ手を動かします。
②同じように前頭部や後頭部も頭皮を下から上に持ち上げるように動かします。
【注意】髪の毛同士や手と髪をこすらないようにしてください。(摩擦によるキューティクルの剥がれ防止のため)
【正しいホームケアをしよう編】
ホームケア?と言われてあまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、実はとっても大切な要素です。
どのくらい大事か美容室と比べてみると、
●サロンケア → 多くて月1回 年間12回
●ホームケア → 残りの30日 年間353回
このように1年間で比較すると比べ物にならないほどホームケアの回数の方が多いです!
そのため、どんなに美容室で素晴らしい施術をしてもホームケアをおろそかにすると、髪のダメージがどんどん進行することになりかねません。
でも、意外と正しいホームケアを教えてくれる美容室は少ないですよね。
(美容室でたくさんトリートメントをしてもらうため?と邪推したりしてます笑)
ここではそんな出し惜しみはせずに、ホームケアの方法をきちんとお伝えしていきます。
⑤シャンプー
シャンプーはできるだけ良いものを使いましょう。
重要度で表すと、シャンプー>>トリートメントです。
予算の都合などでどちらか選ぶ必要がある場合は、トリートメントよりもシャンプーに投資をしてください。
その理由は、ドラッグストアのワンコインくらいまでで買える商品は洗浄力が強すぎて、せっかく美容室でいいトリートメントをしてもコーティングの成分をすぐに剥がしてしまうからです。
美容室のトリートメントは髪内部への栄養補給と表面のコーティングで構成されていますが、このコーティングを無理やり剥がしてしまうことは=髪のダメージとなり、さらに髪の内部の栄養補給が流出する穴を作ってしまうことにもなります。
具体的にはアミノ酸が含まれたシャンプーがおすすめですが、市販品だとボタニストなどが比較的お手頃な価格でおすすめです。
【シャンプーの使い方】
①ブラッシングで汚れを取りながら毛先から絡まりを解き、洗髪中の引っ掛かりによる痛みを防ぎます
②予洗い。38℃程のぬるま湯で地肌の皮脂や汚れを落とすように、1〜3分かけてしっかりと洗いましょう(40℃の熱いお湯を使うと頭皮に負担がかかり、乾燥しやすくなります)
③シャンプー剤を手のひらにとり、少量のぬるま湯を加えて、十分に泡立てます。
④地肌を洗う。洗うときは髪ではなく、頭皮を爪を立てずに指の腹で洗います。
このとき、髪同士をこすり合わせないように注意しましょう。(摩擦によるダメージの原因となります)
⑤お流し。シャンプーをしっかり洗い流します。シャンプー液は頭皮に残らないように、3分を目安にしっかりとすすぎましょう。髪の多いところや生え際、耳の後ろなどの洗い残しに注意して、まんべんなくすすぎましょう。
⑥トリートメント
【トリートメントの使い方】
①シャンプーを流した後、髪の水気をかるくしぼります。
②適量のトリートメントを手のひらにとります。
③まずは毛先になじませ、徐々に髪の上の方につけていきます。(頭皮につかないように)
ダメージが気になる部分には重ねて塗りましょう。
④規定の時間で放置し、髪にしっかりと補修成分を浸透させます。
⑤お流し すすぐに髪をこすらないように、髪の根元にシャワーを当てるようにして、ぬるつきがなくなる程度に流しましょう。(髪がきしまないくらい。毛先は流しすぎないように)
⑦洗い流さないトリートメント
タオルドライの後はドライヤーで乾かす前に『洗い流さないトリートメント』を使いましょう。洗い流さないトリートメントを使うことにより、ドライヤーの熱から髪を守り、ダメージを予防します。
【洗い流さないトリートメントの使い方】
①適量を取り、手のひらに広げます。
②髪の中間〜毛先を中心にやさしく揉み込む様になじませます。
③特に痛みが気になる部分には、少量を重ね付けしてもOK!
※髪の根元にトリートメントをつけすぎると、ベタついた印象が出てしまうので要注意。
⑧ドライヤー
洗い流さないトリートメントで髪を整えたら、ドライヤーでしっかりと乾かします。
【髪が傷みにくい乾かし方】
①強めの温風で髪の根元を中心に髪の中側から全体を80%ほど乾かします。
②弱めの温風で前髪に、左右両側から風を当てて乾かします。
③全体を弱めの温風でしっかりと乾かしながら整えます。
④仕上げに冷風を全体に当てて、髪に残った熱を逃します。
※仕上げの冷風は予熱による髪のダメージ進行を防ぐとともに、髪表面のキューティクルを整えて、ツヤをプラスしてくれます。
【ポイント】
・ドライヤーの吹き出し口を髪や頭皮から20cmほど離してください。
・同じ場所に温風があたり続けるとダメージの原因になるので、もう一方の手で髪をちらしながら乾かしてください。
・オイルを付けた状態でドライヤーをすると髪の温度が100℃以上まで上昇し、ダメージの原因となります。
⑨ブラッシング
あまり意識してる方は少ないかもしれませんが、過度なブラッシングは厳禁です。
キューティクルが剥がれる原因になり、髪が物理的なダメージを受ける原因になります。
といいつつ、ブラッシングは頭皮の血行を良くする効果もあるため、頭皮環境を整えるのにも大事です。
【ブラシの選び方】
キューティクルを傷つけないように、できるだけ目の詰まっていないものを選んでください。
・毛量の多い、硬い人 → スケルトンブラシ
・毛量の少ない、柔らかい人 → クッションブラシ
・まとまりを出したい場合 →デンマンブラシ
・髪が傷んでいる場合 →ジャンボコーム
【ブラッシングのタイミング】
①シャンプーの前 →髪や頭皮の汚れを落とすため。
②起床後 →頭皮をやわらかくし、血行を促進するため。
前髪から後ろ、襟足から後頭部、側面から頭頂の方向に、毛髪を持ち上げるようにブラッシングをしてください。時間は1分が目安です。
【美容室ではダメージの少ない施術を受けよう編】
美容室を選ぶ基準はなんでしょうか?きっと価格という方も多いと思います。
ですが、美容室目線から分析をすると安い価格で提供できるのにはそれなりに理由があります。
特に薬剤はお客様が直接目を触れる機会はないので、目茶苦茶なコストダウンをしている美容室が非常に多いです。薬剤に安いトリートメントを混ぜて増量したり、ひどいところだと文字通り水で薄めて水増ししてる場合も…。
カラーやストレート(縮毛矯正)は特に使う薬剤によって仕上がりが大きく変わるので、髪に優しいメニューや薬剤を使っている美容室を選んでみてください。
得に『髪質改善』は髪の中に栄養成分をしっかりと閉じ込めて、見た目でだけでなく内側から髪を綺麗にできるメニューですのでおすすめです!
くせ毛対策⑩:髪質改善トリートメント
先ほどご紹介して、最近耳にすることも増えてきた『髪質改善』ですが、実はメニューとしての定義は決まっていないんです。
髪のことをしっかり考えて、髪の内部に栄養補給をしっかりしているサロンもあれば、逆に普通のトリートメントに髪質改善と名前だけつけているサロンもあるのが現実です。
事前に見分けるのはなかなか難しいですが、本物の髪質改善を行うサロンは施術後に時間が経っても髪質がもとに戻りにくく、綺麗な状態をキープしてくれます。
【NAOSの髪質改善】
当店の髪質改善はもちろん本物です。トリートメントも最善の効果を実現するためお時間を頂いてしまいますが、4浴式の薬剤で髪にたっぷりと栄養を補給し、さらに髪の表面に『疎水化』のコーティングを行います。
若い人の髪が水を弾くように、髪は本来水を吸収しにくい性質を持っており、髪に必要以上の水分が入ると膨潤といってふやけた状態になりダメージの原因となります。
このダメージを防ぐため、栄養補給と同時に『疎水化』も行います。
更に当店のこだわりとして、シャンプーの際に『マイクロバブル』が含まれた特別な水をしています。全国に美容室は約25万件あると言われていますが、そのうち0.1%の美容室にしかない最新技術を導入しています。
『マイクロバブル』は炭酸の約2,000分の1の大きさの小さな空気の泡です。炭酸が弾ける力によって汚れを落とすのに対して、マイクロバブルは毛穴よりも遥かに小さいので、毛穴の中までマイクロバブルが入り、汚れを吸着して落とすことができます。
炭酸とマイクロバブル(marbb)のサイズ比較
そもそも何故汚れを落とさければならないかと言えば、お化粧をする時に前日のメイクの上からファンデーションを重ねてごまかすことはありませんよね?
髪も肌と同じようにしっかりと汚れを落として素髪の状態に戻ることにより、トリートメントの施術もより効果的になります。
くせ毛対策⑪:髪質改善カラー
実はカラーはダメージの強さランキングで1、2を争うメニューです。その理由は、髪のもともとの色素を取り除き、カラー剤の色素を髪の中に入れるためにはキューティクルを開かなければならず、もともと弱酸性の髪を無理やりアルカリ性にしているからです。
髪はアルカリ性に傾くとキューティクルが開き、元々の色素を破壊したり新しい色素を入れることができるようになるのですが、この時にキューティクルや髪の細胞も一緒に破壊されることにより、髪へのダメージが残ります。
現在の毛髪科学では、髪をアルカリ性に傾けずに染める方法は存在せず、ヘアカラーとダメージは切っても切れない関係になってしまっています。
つまり、カラー剤を塗布してからの20〜30分くらいの待ち時間は、髪を染めてる時間であるのと同時に髪にダメージを与えている時間でもあるのです。
そんなカラーのダメージを最小限に抑える方法として『時短カラー』があります。
【おすすめ:時短カラー】
そこで当店は選びぬいた特別な薬剤を使用した『時短カラー』を採用しています。
通常のカラーと同じようにカラー剤を髪に塗布した後、特別な『時短カラー剤』をスプレーすることにより、髪質や色味による個人差はありますが、待ち時間を最大で3分まで短縮することができます。
そもそも、カラーの待ち時間とは何のための時間かご存知でしょうか?
実はカラー剤の色素自体は数分で髪の中に入るのですが、そのままではすぐに抜けてしまうため、時間を置くことにより物理的に色素のサイズを大きくし、髪から抜けにくくしています。
そのための『色素が大きくなるの待ち』がカラー待ち時間の正体です。
当店の『時短カラー剤』はこの『色素を大きくする工程』を促進し、最大で3分まで縮めることができます。
カラー剤が髪と接触している=髪がダメージを受けている。ということなので、
時短をすることで、『接触時間が減少する=髪のダメージも減少する』となります。
さらにダメージを抑えて髪の体力を残してくれるので、色持ちが良くなる効果もあります。
くせ毛対策⑫:髪質改善ストレート(縮毛矯正)
くせ毛の解決というばこれ!というイメージのあるストレート(縮毛矯正)ですが、実はこんなメリットとデメリットがあるんです。
【メリット】
・くせが完全にとれ、つるつるさらさらストレートヘアになれる
・一度施術をしたところはずっとストレートのまま
【デメリット】
・髪へのダメージが大きく、ハイブリーチ毛では髪が溶けてしまう場合もある
・薬剤や技術者によっては、不自然なくらいの真っ直ぐさになってしまう
・ストレートをかけた部分とかけていない部分の差が気になる。髪が伸びると根本だけ不自然になる
このようなメリットとデメリットがありますが、端的にいうとストレート(縮毛矯正)は、
『見た目はすごく綺麗になるけど、ダメージが大きく中身はボロボロになる』という施術です。
でも、考えてみてください。いくら外側が綺麗になったとしても中身はボロボロスカスカでまるでミイラ状態の施術を良しとするかと言ったら抵抗がある人の方が多いと思います。
さらに、髪の自然な艶やコシは髪の中に栄養成分がぎっしりとつまっていなければ実現できないので、施術からの時間経過により、まっすぐだけどよく見るとボロボロで傷んだ髪になってしまうリスクが高いです。
それでもストレート(縮毛矯正)をしますか?と言ったら悩んでしまう方の方が多いのではないかと思います。
つまり、何が言いたいかというと、
『髪の見た目も綺麗になって、中身のダメージも抑えられるようなストレート』があったら良いよね。ってことです。
そんな食べたいけど痩せたいみたいな都合の良い施術があるわけない、、と言いたいところですが、実はあるんです!
最新の『弱酸性ストレート』は髪のダメージを最低限に抑えながら、綺麗にくせを伸ばすことができます!
【おすすめ:弱酸性ストレート】
通常のストレート(縮毛矯正)はカラーと同じアルカリ性の薬剤を使用するため、髪のタンパク質を必要以上に破壊してしまい、強いダメージが残ってしまいます。
特にハイブリーチをされた方はただでさえアルカリで弱った髪に、さらに強力なアルカリが接触するため、最悪の場合、髪が切れしまったり溶けてしまったりすることもあります。
一方で、『弱酸性ストレート』は髪の本来のpHと同じ弱酸性領域での施術をおこなうため、薬剤のダメージを最小限に抑えながらストレートの施術ができます。
さらに、弱酸性ストレートでは、弱酸性領域の中で髪のpHが少しだけ上がるため、キューティクルも少しだけ緩みます。その間に髪質改善トリートメントで栄養分をこれでもかと詰め込むことにより、くせを伸ばすのと同時に、髪に内部からたっぷり栄養補給をすることができます。
【コラム:トリートメントは髪に悪いって本当?】
トリートメントについて調べていると、こんな意見を目にすることがあります。
髪は死滅細胞で自己修復ができないので、一度受けたダメージを回復することはできません。
トリートメントはただ空いた穴に似たような成分を詰め込んでいるだけなので、一時的なごまかしに過ぎず、髪の細胞そのものが回復することはありえません。
むしろ、1週間や2週間もすれば全部落ちてしまうトリートメントで髪に余計な負担をかけることでむしろダメージの原因となります。
髪にとって何もつけずそのままの状態が一番良いのです。
このような意見を目にすることもありますが、筆者の目線からの解説をさせていただきます。まず、髪が死滅細胞で自分で回復しないことは事実です。さらにトリートメント自体が多少なりとも髪にダメージを与えてしまっていることも正しいと思います。
ただし、だから意味がないという意見ですが、これはあまりにも暴論だとではないでしょうか?
反論①:次回の来店までトリートメントの効果は伸ばせます
どんなトリートメントをしても1〜2週間で全部落ちてしまうとのことですが、確かに洗浄力の強すぎるシャンプーを使った場合など部分的にはその通りです。
しかし、正しいホームケアを実践することにより、トリートメントの持続期間は1ヶ月〜1ヶ月半以上に引き伸ばすことは可能です。
そうすれば、次回の来店までトリートメントの効果が持続するので、前回のトリートメントの効果を引き継いだまま、再びトリートメントをすることができます。
反論②:綺麗にならなくていいの?
何もつけないということは、今の状態よりは良くならないということです。
例えば、今の髪にくせや広がり、枝毛や切れ毛などのお悩みが合ったとします。
死滅細胞である髪が自己修復しないということは、生え変わりまでは、そのお悩みは解決しないということです。髪は1ヶ月に約1cmのスピードでしか伸びないため、ロングの方の髪が入れ替わるまでは3〜5年もの時間がかかります。
その場合、
『あなたの髪は傷んでます。でもトリートメントは良くないので、5年待ってください』
ではあまりにも無責任ではないでしょうか。
であれば、
『髪が多少のダメージを受けても(実際は栄養補給で回復するのですが)今ある髪をできるだけ綺麗に見せる施術』
の方がお悩みの解決策としては適切だと考えます。
こののような観点から、美容室でのトリートメントは決して悪いものではなく、綺麗な髪を楽しみながら髪質改善を進めるための非常に有効なツールだと考えます。
【最後に】
くせ毛の種類と原因、解決方法について解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
くせ毛は個性のようなものであり、生えてくる髪そのものを直すことはできません。
しかし、解決方法12選でご紹介した方法に取り組んでいただくことにより、髪質をコントロールして、より扱いやすく、より綺麗な髪を目指すことはどなたにでも可能なことだと確信しています。
繰り返しになりますが、くせ毛のお悩みを最短で解決するためには以下の流れがおすすめです!
①髪質改善に特化した美容室での施術(今の髪を綺麗にする)
②正しいホームケア(①の綺麗な髪を維持して育てる)
③生活習慣を改善する(これから生える毛髪を健康にする)
人それぞれ、実践できることや難しいこともあるかもしれませんが、
この記事を見てひとつでも参考になることが見つかればとても嬉しいです。
ということで最後に少しだけ当サロンの紹介をお許しください。
髪質改善美容室NAOSは、名前の通り『髪質改善』に特化した特別なサロンです。
くせ・うねり・枝毛・切れ毛・まとまりにくい・パサつく・ツヤがない・ボリュームがない
そんな大人の女性が抱えるお悩みを解決する手段として、『髪質改善ヘアエステ』を用意しています。
施術が終わる頃には、あなたも髪本来の艶や手触りを取り戻した髪質へと変化していることをご実感いただけるでしょう。
ご予約について
ご予約はLINEもしくはWEB予約にて承っております。
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当店では施術中のお客様と向き合うため電話でのご予約は承っておりません。
ご質問・ご不明点がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。
店舗のご案内
〒411-0855
静岡県三島市本町2-18 田村ビル2F
営業時間:9:00〜19:00
定休日:年末年始(12月30日〜1月3日)
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